苦労は多いがやりがいのある仕事

介護の仕事は、日常生活に困難のある人を手助けすることができる素晴らしい仕事である一方、いわゆる3K労働とも言われる激務を伴う仕事でもあります。勤務体系は不規則で、日勤をすることもあれば夜勤もこなしていかなければならなかったり、利用者の身体介助の際に腰などを痛めてしまったりなど、肉体的にも精神的にも重労働です。

その上、いくら頑張っても給与がなかなか上がらないことでも苦労の多い職種だと言えます。手取りだと20万弱しかもらえないということが一般的ですし、パートや非常勤で働いている場合、時給換算でおよそ800円くらいしかもらえないということもあります。主任やリーダーになれば、給与も少しずつ上昇はしますが、それでもやはり他業界と比べると低い値です。

それから、ゴールデンウィークや長期休暇であっても仕事に入らなければならないという点も大きな負担になるかもしれません。世間が長期休暇で浮かれている一方で、仕事に専念しなければならないので、いっそう苦労を感じてしまいます。精神的にも肉体的にも苦労の絶えない介護職ですが、だからこそ自分の中でやりがいや楽しみ、ストレスの発散方法を心得ておくことが大切です。

人に奉仕する仕事ですから、それだけ自分を犠牲にしなければなりませんが、そこにやりがいを見出すことももちろんできます。誰かのために尽くそうという介護の仕事は素晴らしいことです。介護業界にチャレンジしてみたい方は、介護職の仕事内容についてもっと調べておくと心構えができて良いかもしれません。